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RITAからのお知らせ

産業カメラ用電気信号伝送の次世代規格CoaXPress2.0に対応するプリント基板のパターン設計・製造・コンサルティングを開始
2019/01/28

プレスリリースを実施

当社は、CoaXPress2.0規格準拠のためのプリント基板技術を新たに独自開発しました。2019年2月上旬から、産業用カメラメーカーやコンピュータボードメーカーへ、プリント基板のパターン設計・製造・コンサルティングとして本格的に供給いたします。

 

以上の内容をプレスリリースいたしましたので、ご案内いたします。

内容

 産業機器の分野では、カメラで取得した画像情報の大容量化と高速伝送の要求に対応するため、カメラと制御用コンピュータとの間の電気信号伝送として、CoaXPress(コアックスプレス)*1) とよばれる規格が一般社団法人日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)主管で海外の標準化団体(AIA、EMVA、VDMA、CMVU)*2) と協調して運営されています。

 

 この次世代規格であるCoaXPress2.0をJIIAが主体となり策定中であり、2019年に確定する見込みです。信号伝送速度は1秒間あたり12.5Gビットと、現在(6.25G)の倍となり、より多くの画像情報の伝送が短時間で実現されると共に、信号伝送用の同軸ケーブルを介してカメラ動作用の電源と制御用信号をコンピュータから供給する機能も引き継いでいるため、カメラとコンピュータとの接続の合理化も維持されます。

 

 ここで、カメラ側とコンピュータ側のボードについてはJIIA等の標準化団体による電気特性適合試験があり、リターンロスとよばれる信号の反射に関する特性やカメラ側から出力される信号の波形等に関する規格が定められる予定であり、当該規格への準拠にはプリント基板のパターン設計の最適化が必要です。

これがCoaXPress2.0規格の市場普及の支障になる可能性があります。

 

 当社は、産業用プリント基板業界に先駆け、CoaXPress2.0を想定したカメラ側とコンピュータ側の評価ボード*3)を作成し、リターンロスや信号波形等の評価を行うことによって、CoaXPress2.0の電気的要求に対応する技術の開発に成功しました。詳細については当社へお問い合わせ下さい。

 

 

 

 このCoaXPress2.0対応は、プリント基板のパターン設計段階におけるシミュレーション・設計最適化、プリント基板製造時の特性インピーダンス保証、および、お客様における試作時の電気特性実測としてのオプションサービスとして供給いたします。

 

 *1) CoaXPressはJIIAの登録商標です。

 *2) 各略称の正式名称は以下のとおりです。

       AIA…Automated Imaging Association

       EMVA…European Machine Vision Association

       VDMA…Verband Deutscher Maschinen- und Anlagenbau – German Engineering Federation

       CMVU…China Machine Vision Industry Union

 *3) 本資料において、ボードとは、プリント基板(緑色の板)に半導体や電子部品が実装されたものを指します。

詳細・お問い合わせ

弊社の各営業拠点弊社ホームページ にお問い合わせください。

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